No.10ヘイルメリー
ヘイルメリー
2/29中山6R3歳新馬(芝2000良)1着
ヘイルメリー
血統背景
半兄にステイゴールド産駒の3勝クラス馬ブラックプラチナム。従兄弟にG12勝のラブリーデイを持つ。同系統配合の兄ブラックプラチナムは2020年に7歳となるが2000~2400mで堅実な馬でOPクラスまでもう一息の状態。
母父のホワイトマズルは名馬ダンシングブレーヴの仔でキングジョージを制している。引退後は日本で繋用され、イングランディーレやアサクサキングスなどの長距離G1馬を輩出。母父としてはスマートレイアーやプラチナムバレットなどが出ており、サンデーサイレンス系の種牡馬と相性がいい。種馬の特徴を良く引き出す母父である。
レース回顧
ゆっくり気味のスタートだったが、前の2頭が飛ばしていくのを楽に3番手で追走。3、4コーナーでは前の2頭が早々とつぶれていく中、外そとを回りながらも1頭だけ次元の違う手ごたえ。
コーナー出口の手前替えもスムーズでムチ2、3発の気合いをつけるとあっという間に後続を突き放した。直線でも手前を替えるともう一度伸び2着に0.6秒差をつける完勝だった。
まとめ
父オルフェーヴルはサンデーサイレンス系(ステイゴールド系)であるため母父との相性は良さそう。この時期にデビューのため春のクラシックには間に合うかどうか。京都新聞杯からのダービーか、血統的に菊花賞を目標にレースを使っていきそうだ。2400m以上でも太刀打ちできるスタミナは兼ね備えているだろう。
No.9タツオウカケンラン
こんばんは。
集中忙しく、ブログを書く時間がありませんでした。
今週はいよいよ2020年初のG1フェブラリーステークス。
インティ。コパノリッキー以来の連覇に期待です。
そして明日はダイヤモンドステークス。
近年ハーツクライ産駒の好走が目立つこのレース。印は、
◎ヴァントシルム:父ジャングルポケット
○タガノディアマンテ:父オルフェーヴル
▲タイセイトレイル:父ハーツクライ
先週の注目馬は今日まで。
タツオウカケンラン
2/15東京6R(芝1800良)2着
タツオウカケンラン
血統背景
母ポワティエ(母父ルアーヴル) *ブラッシンググルーム系
母の半弟に重賞馬サトノラーゼン、サトノクロニクル兄弟を持つ。母父のルアーヴルはフランスダービー馬。日本で走る産駒は少ないが、フィリーズレビュー勝ち馬のプールヴィルがいる。
レース回顧
新馬戦特有の超スローペース。1000m通過64秒を先頭で駆け、直線に入ったがそこは府中。すぐ後ろを走っていた馬たちに目標にされ、ゴール前でぎりぎり粘れず。
まとめ
控える競馬ができれば強い。
前につけるなら、中山でも好走必至。
NO.8アルベロベッロ
こんばんは。
先週はクイーンカップで注目していたミヤマザクラが見事1着。やはり血統面が有利に働いたと思いますね。今週はダイヤモンドSに全兄のポポカテペトルが出走しますがはたして。そして今日の注目馬は…
アルベロベッロ
2/15東京6R(芝1800良)4着
血統背景
母ウィンターコスモス(母父キングカメハメハ) *キングマンボ系
全兄にアイスバブル、グリュイエール。両馬とも期待されながらも勝ちきれないレースが続いた。しかし比較的府中では好成績を残している。ご存じブルーアヴェニューの牝系、近親に紹介した金子真人オーナー所有馬がずらり。紹介したボスジラやミヤマザクラも今開催府中で勝利をあげた。
レース回顧
1番人気に推された本馬は新馬戦特有の超ドスローの中団最内を追走。最終コーナーでは馬場の真ん中あたりに出し良く脚を伸ばすも結局前にいた馬がそのまま残り4着。鞍上のルメールは少し重かったとコメントを残した。
まとめ
血統が示すようにやはり府中で勝負したい。母父にキンカメのため軽い馬場ならなおよし。
少し絞って次走勝負だろう。
No.7リインフォース
こんばんは。週末は雨模様のようですね。
今週は重賞が3レースあります。雨が降るなら個人的にはクイーンカップのミヤマザクラに注目しています。No.2ボスジラの半妹ですね。
先週の注目馬は今回までです。
リインフォース
2/9小倉5R(芝1200良)1着
血統背景
母アサヒライジング(母父ロイヤルタッチ) *サンデーサイレンス系
母父ロイヤルタッチはサンデーサイレンス第2世代のダンスインザダークやバブルガムフェローらと同期。皐月賞2着、ダービー4着、菊花賞2着とクラシックを善戦した血はアサヒライジングにも受け継がれ桜花賞4着、オークス3着、秋華賞2着。さらにこの馬にはサンデーサイレンス、マルゼンスキーにヒンドスタン-シンザン-ミナガワマンナと、日本ゆかりの名馬が並ぶ。
レース回顧
スタートがいま一つで押して4番手。向こう正面はやや後続に飲み込まれ気味も4コーナーで膨れながらスピードを維持し回り切る。そのまま馬場真ん中でジワジワ脚を伸ばし先頭へ抜け出してゴール。単純に前の馬のスタミナが切れ、リインフォースはバテずに後ろも伸び切れなかったというところか。
母親のように先団から粘りこむ競馬で見事初勝利を飾った。
まとめ
新馬戦はラウダシオンの2着なので期待はあった。しばらくは1200mが主戦場になるだろうが血統的には距離が延びても粘る底力はあるはず。
ようやくアサヒライジングの仔としてリインフォースが中央競馬初勝利となった。奇しくも、2月9日はアサヒライジングの産まれた日でもあった。これぞ日本という血筋の激走に今後も注目だ。
No.6ナンヨープランタン
ナンヨープランタン
2/8京都3R(芝1600良)2着
血統背景
母テキサスルビー(母父スペシャルウィーク) *サンデーサイレンス系
父ルーラーシップ×母父スペシャルウィークの活躍馬は北九州記念3着のディアンドルぐらいだがサンデー系に広げるとキセキやダンビュライトなど重賞で好走している血統である。
レース回顧
スタートを決め道中は中団待機。3.4コーナー中間あたりから徐々に進出を開始し直線では大外を選択。上がり1位の脚で差し切るかに見えたものの、さらに内から伸びてきたサトノソロモンに寄られ、脚が止まってしまいそのままゴールイン。この馬自身内に刺さる癖があるが、巨漢馬にも併せられてしまった。
まとめ
このレースでも武騎手は一瞬の脚に懸けたのが見て取れたが、またしても残念な結果となった。やはりルーラーシップ産駒はキセキの例みたいに、勝ちきれないレースが続いてしまう。馬券を獲るという意味では今後も注視していきたい。
No.5トラモント
こんばんは。
東京新聞杯、良いレースでしたね。1~3着馬の鞍上は皆素晴らしい騎乗だったと思います。プリモシーンはG1でも再び期待できそうです。それでは。
トラモント
2/9東京2R(ダ2100良)1着
3番トラモント
血統背景
母フィロンルージュ(母父フレンチデピュティ) *ヴァイスリージェント系
父は昨今のダート中距離で強いアイルハヴアナザー。スカーレットインク牝系出身で、ヴァーミリアンらダート重賞馬4兄弟の甥。全馬2000m以上の重賞を勝利しており、トラモント自身マジェスティックウォリアー産駒であるため、2000m以上のレースで力を発揮するポテンシャルを秘めている。
レース回顧
-16kgで出走してきたがパドックの大外を悠々と回っていた。ゲートは出遅れ新馬戦に引き続き後方から。テンのスピードも速くなく、もう少しトモに力が入ればレースがしやすくなるだろう。しかしその心配をよそに抜群の手ごたえでコーナーを回ると、一気に先団をとらえ突き抜けた。
まとめ
先週勝ち上がったヤマノマタカと似た、米ダート中距離血統×スカーレット牝系。しかし勝ちタイムは1秒以上速く、ポテンシャルは相当高い。
2頭とも順調にいき、JDDでの同牝系対決にでもなればおもしろい。
No.4デアリングタクト
こんばんは。
日付が過ぎてしまいました。今日の競馬も面白いレースいくつかありましたね。
血統的にも好きな馬が優勝したのでご紹介します。
デアリングタクト
2/8京都10R(芝1600良)1着
8番デアリングタクト
血統背景
母デアリングバード(母父キングカメハメハ) *キングカメハメハ系
母は1戦のみでの引退であるものの、母母に重賞3勝、桜花賞3着NHKマイル2着のサンデーサイレンス産駒デアリングハートを持ち、父エピファネイアのサンデーサイレンス4×3を内包している。.デアリングハートはディープインパクトと同世代のSS産駒としてレースを盛り上げ、このころから競馬を見始めた自分としては思い入れのある馬。
レース回顧
スタートで後手を踏んだものの、道中は後方をリズムよく追走。直線では、大外に進路をとり、新馬戦同様切れる脚を披露、4馬身突き放す余裕の勝利だった。
まとめ
直線の長い桜花賞はもちろん、順調にいけばバリバリの府中2400血統であるため、オークスでも期待していい。血統的にもクラシック有力候補の1頭だ。大成してほしい。